ポケモン好きゲーマーのブログ

ポケモン・プリキュア・プリパラ、各種ゲームにサッカーを中心とした趣味関係について気が向いたときに書いています

ルギザシダイホロウビート構築


☆構築経緯

インターナショナルチャレンジAprilで使っていたルギザシ構築をアレンジしたものです、PTメンバーは同じですが技に大きく改良を加えました。
私が最初に使ったルギザシ構築は伝説1体ルール時にミズイロさんという方が使われていたルギア構築のヒートロトムをザシアンに変えたものでした。

ルキザシ構築を使っていて感じたのはルギアを放置されて弱保がなかなか発動せず火力不足で打ち負けるというのが負け試合に多いパターンだったのでこれを改良するところから始めました。ルギア構築が無いかとダブルバトル用のサイト、リバティノート(てるチャレもこのサイトとバルドルさんのツイートで知った)を見ると海外の方で予選上位に入られたWareWolfさんという方がルギアでは無くルナアーラですがザシアンと取り巻き4体が全く同じポケモンの構築記事を上げられていました。
読むとルギアとの違いはあるものの基本的な戦術は自分が思い描いていたイメージと同じでダイマ枠のルナアーラを他の5体の攻撃を通りやすくするためのサポートに使っていたので参考にさせていただきました。

この方はルナアーラをダイジェット、ダイホロウで味方をサポートしていたので同じことができるルギアでもイケるのではと思いまずはルギアの技を見直しました。
最初はシャドボの代わりに自己再生を持っていて壁やこの指止まれが使えるポケモンでサポートをして瞑想を積むような戦術も試していたのですが火力が低く2ウエポンでは厳しいものがありました。
また、ルギザシのもう1つの欠点として全体攻撃が無いためサイチェンやこの指止まれで凌がれてるうちに相手にダイマや積み技
で強化されて負ける試合もありました。ダイホロウを使うことでサイチェン等を使うサポートポケモンを早く処理できるようになりました。特に最初にダイジェットでルギアの素早さを上げてからザシアンを投げてダイホロウ+きょじゅうざんの破壊力は凄まじくこの指やサイチェンされてもサポートポケモンを倒せるのでアタッカー側を狙うのが安定行動になりやすいのも強みでした。イエッサン♀はダイホロウが無効ですがそれに対してはウーラオスが暗黒強打で守るを無視してタスキ以外なら一撃で倒してくれるのでこれにより全体攻撃が無いという弱点はほぼ気にならなくなりました。


ルナアーラより優れている点は4倍弱点が無い、素早さが高い、地面無効、ダイアースが使える等があります。ルナアーラは黒バドの手助けダイホロウを耐えられませんがルギアは余裕を持って耐える上に弱保発動からのダイホロウで返り討ちにしたりタスキ読みでジェットしたりと相手に黒バドがいても堂々と先発に置けます。特性を無視してくるレシラム・ゼクロムキュレムに対してもダイマすれば耐えるためほぼ全ての相手に対して選出ができます。唯一出しにくいのがダイアースが効かないサンダーやロトム等の浮いてる電気ですがこれもダイホロウのおかげで以前よりは出しやすくなりました。

逆にルナアーラの方が優れている点はダイホロウの火力、パワフルメテオビーム、ワイドガード等があります。
特にメテオビームは弱保と違って能動的に発動できますしダイマリザードンを一撃で倒せるのが強いと思います。ルギアの場合はダイジェットで3発はかかる上にレジエレキが倒されるとほぼ止められなくなります。この辺りは貰い火ポケモンで受ける等も考えており改善の余地がありそうです。個人的にワイドガードは決まらないと単なる無駄行動になるのでプレイングがまだまだの私はほぼ使わないです。

こうしてルギアのダイジェットで素早さを上げ、ダイホロウでBを下げてエレキを除く物理アタッカー陣でゴリ押すというダイホロウビート系のPTが完成しました。

☆個別解説

ルギア
199-x-150-142-174-159(H140,C252,S116 おくびょう)
【エアロブラスト、だいちのちから、シャドーボール、めいそう@じゃくてんほけん/マルチスケイル】

伝説ルールでの私の相棒、圧倒的な耐久力が魅力だが火力の低さをどう補うかが最大の課題。単体の火力は基本の持ち物である弱保で補えるがPT全体の火力を上げるためにシャドーボールを採用。基本は初手ダイマでダイジェットとダイホロウで味方の物理攻撃を通しやすくします。
構築経緯で述べた通り、一撃で倒されることがほぼ皆無なので先発で出しやすくランクマ含めても9割くらい選出をしていました。

この構築の個性であるシャドーボールは基本的にはダイホロウとして使いますが素で撃った時の追加効果が2割とはいえ優秀なので思わぬ突破口が開けることも。
ダイホロウは一度当てればザシアンのきょじゅうざんで化身ボルトなどが確1になったりと一撃で倒せるポケモンが増えるので先にダイジェットしてからザシアンを出すという制約はあるもののルナアーラ、黒バドよりも読まれにくく決まりやすかったです。
てるチャレはBO3形式(2本先取)のためどのタイミングでダイホロウを出すか等の駆け引きもあり楽しかったです。

代わりに自己再生か瞑想のどちらかを外すことになり自己再生を外しました、ダイホロウでより攻めの構築になったことやザシアンの身代わりと相性が良く瞑想を積む機会が増えたことが理由。(このルールではいかにザシアンの行動回数を減らせるかが重要なため身代わりを壊しに来る相手が多い)
実際自己再生がなくて困る場面はなかったので正解だったかと思います。

弱点保険は無理矢理能動的に発動させる手段としてエレキのボルチェン、ウーラのふいうちがありますがあまり積極的にはやりませんでした。ボルチェンはミズイロさんの記事に書かれていたアイディアですがヒートロトムのような浮いたポケモンがいないので使いにくかったです、ガエンに風船持たせたりとかも試しましたがイマイチピンと来ないよでした。
素の火力がふざけてるとしか思えないほど低いので弱保発動しても過信は禁物、ホントに伝説なの?(笑)
本PTのメインアタッカーはザシアンでありルギアはあくまでも削りとサポートだと割り切るのが重要かと。

浮いてるためフィールドの恩恵が受けられず、エレキのダイサンダーで催眠を防げない点は注意。

ザシアン
179-242-135-x-135-191(H92,A236,S180 いじっぱり)
【きょじゅうざん、インファイト、みがわり、まもる@くちたけん/ふとうのけん】

本ルールにおける最強クラスのポケモンダイマこそできないが特性と素早さ火力が壊れています。
WareWolfさんの構築では素早さを重視しており最速でしたがルギアの火力の低さとルギア、エレキでS操作できることを考慮してAを重視した配分にしています。

ダイホロウとの相性を考えて格闘技はインファイト、じゃれつくを切って身代わりを採用。じゃれつくを切ったことでゼクロム、レシラムが重くなったが1発は耐えるルギアで削ったりダイホロウでBを下げてきょじゅうざんを強引に通したりウーラオスのタスキを盾にインファで殴るなどで何とか対処は可能。

身代わりはあまり使い慣れていない技だが3回戦の相手からお褒めの言葉をいただけるなど今大会で初めて使いこなせた気がします、ガエンが出てくる前に張っておくと威嚇も猫騙しも無効にできるのでじゃれつくを切ってでも採用価値のあるマジで強い技だと思った。ラストの詰めでも守るケア等で安定択になりやすく確実に勝ちに持っていける試合もありました。

ウーラオス
175-182-121-×-80-163(A252,B4,S252 ようき)
インファイト、あんこくきょうだ、ふいうち、みきり@気合のタスキ/ふかしのこぶし】

ルギアの苦手なゴースト、悪に強く相性補完に優れたポケモン。特にダイホロウの効かないイエッサンがこの指と見せかけ守るとかやってきても一撃で倒せるので安心感があります。また、ダイマ技で耐久を上げてきてダイホロウの追加効果が効かないソルガレオダイマ終わりのあんこくきょうだで倒せることが多くPTに欠かせない存在。
ルギアのダイホロウを思いついたことでふいうち圏内に入る相手も増えて良いことづくめでした。

ルギアを選出しない時はダイマすることもあります、ザシアンが身代わりや守るをしてる間にダイナックルで火力を上げにいきます。

ガオガエン
202-136-134-x-124-87(H252,A4,B92,D108,S52, わんぱく)
ねこだましフレアドライブ、じごくづき、すてゼリフぼうじんゴーグル/いかく】

対ザシアンとバナバレルの催眠対策として採用、当初は風船で使っていましたがエレキのボルチェンから繋いだり交代で出す際に集中されてダイアースより先にダメージを受けるリスクがあり安定しませんでした。
そこで、WareWolfさんが採用していたぼうじんゴーグルが良さそうだと思い採用。地面無効がルギアしかいないのが気になっていたのですがWareWolfさんが地面無効0でも結果を出しておりフィールドの恩恵を受けられないルギアの引き先としてタイプ相性含めてベストだと思いました。(地面技はある程度ダメージ覚悟でゴリラで受けることに)
てるチャレでは2度ほど発動機会があり、特に4回戦で対戦したPJCS2022本戦出場者のぷりずむさんとの対戦ではたまたま2本目まで発動機会がなく3本目でバナの眠り粉を上手く受けることに成功しました。

じごくづきはガエンミラーでの捨てゼリフ封じに、先に出せないと意味がないので少し素早さを高くしてあります。
ダイホロウのおかげで白バドの処理がだいぶ楽になりました。

ゴリランダー
188-184-119-x-91-125(H100,A180,,B68,D4,S156 いじっぱり)
ねこだまし、グラススライダー、ウッドハンマー、守る@きせきのタネ/グラスメイカー】

元々チョッキ持ちでしたがダイホロウビートに戦術変更したため一転してアタッカーに。RinyaSunのグラードンを重く感じていたのでSをグラードン抜きにしてでウッドハンマーという発想は素晴らしいと思いました。
また、ダイホロウとの相性も良く後発で出したり守ってる間にBを下げてグラスラ圏内に入れるプランも強力でした。
半減してくるキュレムでさえダイマをルギアでダイホロウ連発しつつ凌いでからの後発グラスラで倒す試合もあり火力を上げて正解でした。

馬力が無いのでザシアン等が多少重くなりますが基本草技を撃つのがほとんどでダイホロウと合わせてゴリ押しできるのでそこまで困るシーンは無かったです。
また、チョッキじゃなくなったことで守るを採用できるようになったのは大きいと感じました。ダブルの基本であるオーガが守ってる間に隣でゴリラを倒しに来た場合にこちらも守ることで次ターンに連続守るやダイマ、交代などの苦しい択に追い込むことができます。

レジエレキ
156-x-70-152-70-277(C252,S252,H4 おくびょう)
【10まんボルト、ボルトチェンジはかいこうせん、エレキネット@こだわりスカーフ/トランジスタ

対追い風やエレキミラーを意識した最速スカーフエレキ、エレキネットでS操作するのがメインだがいきなりダイマで奇襲したりボルチェンでガエンに繋いだりルギアの弱保を確実に発動させたりと器用に立ち回れます。エレキゴリラとオーガキラーが2枚いて先発オーガという酔狂な相手はあまりいないが一旦ボルチェンで引いて終盤にスイープする動きも強いです。

☆立ち回り

①VSトルネオーガザシアン

先発:ルギア&レジエレキ
後発:ザシアン&相手に応じて

基本的には有利な相手。
レジエレキのエレキネット&ルギアのダイジェットで追い風を相殺しながら戦います。
オーガが引いてきた場合でもゴリラを選出していれば終盤で楽に倒せるのでザシアンを倒すことに集中、ザシアンを倒せばほぼ勝ちです。ルギアのダイアースはあまり読まれないので弱保ダイアースで大抵のザシアンは落とせます。
ルギアザシアンの並びが作れれば万が一相手のザシアンが守ってきてもその間にルギアが倒されることはほぼなくDを上げつつこちらのザシアンが身代わりを張るチャンスです。
後発にゴリランダーを選出していない場合はボルチェン等でエレキを温存しておいた方が良いです。

②VS晴れPT(リザードン入り)

先発:レジエレキ&ゴリランダー
後発:ルギア&ザシアン

リザードンが重いのでレジエレキで圧力をかけていきます、ダイウォールや交代している間にレジエレキを倒しに来そうな場合はボルチェンか交代でルギアに引きます。
ザシアンがあまりにも刺さっていない場合は選出しないのも選択肢に入ります、相手の晴れを利用できそうならばガオガエン
リザードンさえ倒せればルギザシでほぼ制圧できるのでなるべく迅速に処理するかエレキで追い返して先にダイジェットを展開しておきたい。

③VS晴れPT(フシギバナ入り)

先発:ルギア&ゴリランダーorガオガエン
後発:ザシアン&ウーラオスorガオガエン

有利な相手ではあるが眠り粉への対応が求められる。
ガエン先発でいきなりグラバナで来た場合はほぼバナダイマなのでグラードン猫騙ししつつフシギバナにダイジェット、決まればだいぶ有利になる。
ボルト等がいてガエンを出しにくい場合はゴリランダーから入り、グラバナで来たらルギアをガエンに引く。この先発で断崖を撃たれることは無いため、グラードンはほぼ守るでフシギバナダイマかルギアへの眠り粉なので安定行動となる。ダイバーンケアでゴリラは守っておくと良い。
いかにバナに仕事をさせないかがポイントとなる。

④VS黒バドザシアン(フシギバナ入り)

先発:ルギア&ゴリランダー
後発:ザシアン&ガオガエンorウーラオス

不利に見えるがルギアがダイマすればアストラルビットをマルスケ込みで2、3回は耐えるので弱保の起点にしたい。ルギアが削られたところに後発ザシアンのきょじゅうざんで倒しに来ることが多いのでダイジェットしておくかダイウォールや猫騙しなどで防ぎたい。万が一倒されたことを考えてガオガエンが後続にいると安心、追い風系で無ければウーラオスで押し切っても良い。

この構築の苦手な相手は主にソルガレオ、Wキュレム、レシラム、ゼクロム入りの構築。

ソルガレオは基本放置でダイマが終わったタイミングでウーラオスで処理したい、ダイマ技で耐久上げられても暗黒強打で貫ける。弱保を発動されると厳しいので交代と守るを駆使してルギアで時間を稼ぎたい、ダイホロウが効かないのも厄介。

BW伝説トリオはマルスケ貫通だがダイマすれば一撃は耐えてくれるのでレシゼクには弱保ダイアースでそれなりに削れる。Sの変化が無ければ次ターンにダイウォール読みで隣にダイホロウしてふいうちやグラスラで強引に倒す。
Wキュレムにはザシアンが有効だが先を取られるとダイアースで一撃なのでダイジェット展開などで先を取れるようにしたい。