ポケモン好きゲーマーのブログ

ポケモン・プリキュア・プリパラ、各種ゲームにサッカーを中心とした趣味関係について気が向いたときに書いています

ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ感想(ネタバレ注意)

というわけで毎年恒例のポケモン映画感想、まだ観ていない方はこの先を読まないように。

今回は2本立てではなく、本編1本のみという構成。
そのおかげで2本立てよりはストーリーがしっかり作られていてやっぱり1本に絞った方が良いのかなと感じました。
それではアニメと同様に独断と偏見に満ちた採点をしていきたいと思いますw
今回は映画ということでキャストという項目も採点に含めます、各20点満点の5項目で。

①OP、ED(12点)

OPはアニメ版よりも臨場感があって良かったです、元々良曲なので。
しかも最後の要塞突入の時に挿入歌として流したのが素晴らしく良い演出だった。
ただ、EDに関してはほよ氏も指摘していましたが最近数年でみると毎回同じような曲が多く、もう少し映画に合わせた個性が欲しいですね。
あと今回の曲は個人的に歌手の歌い方が気に入らないので低評価となりました、どうもこういう作った声の歌い方は気持ち悪く聞こえて好きになれません。

②ストーリー(15点)

相変わらず唐突に現れた伝説のポケモンを守るというワンパターンな展開ではありましたがいつもより内容が濃かったので悪くなかった。王子を騙してマギアナのソウルハートを奪い、そのエネルギーで要塞と兵器を作り出す悪の大臣というRPGでよくある展開で分かりやすかったですがここ数年のように突然の展開ではなく、ちゃんとした説明と流れがあったので良かった。兵器に利用されたマギアナはXYのゲームでいうフラエッテと同じ役割でありゲームの内容を意識していたのも良かったです。
ラストの仲間を先に逃がして要塞を破壊したボルケニオンはFF5のバリアの塔を連想させるシーンでした。
唯一残念だった点はポケモンと人間が一緒に暮らせる世界を願ってやまない科学者から引き継がれている世界というロックマンのような設定なのにこの主張がイマイチ伝えきれていなかったと思います。絆の無いメガシンカなど活かせそうな設定もあるだけに残念だった。

③キャラクター(18点)

個性が強く出ていて全体的に良かったと思います、特に人間側のジャービスは歴代悪役の中でもかなり残虐な性格でサトシ達を人質に取ってマギアナを奪わせたりとキャラクターがしっかり出ていた。
ポケモン側は人間嫌いで意地っ張りだがポケモンのためなら体を張るボルケニオン、人造ポケモンでありながら優しい性格のマギアナを中心にゴクリンなど多くのポケモンが出てきたのも良かったですね。

④バトルシーン(18点)

メガシンカを中心としており特にORASで追加されたポケモンメガシンカが多かったですね。
メガウェーブは絆の力ではなく闇の力で無理矢理メガシンカさせるというポケモンコロシアムやXDを彷彿とさせるものだった。
特に良かったのは要塞突入の時でXY&Zの挿入歌と共にサトシゲッコウガ、ソウルハート砲?が発射された時に次々とフォルムを変えて攻撃を防いだジガルデとアニメとの絡みも完璧だった。
余談ですがメガウェーブは何だかゲームにも繋がる気がしますね、今までメガシンカは1回のバトルで1体しかできませんでしたが敵の組織とかが2体同時にとかやってくるかも。

⑤キャスト(10点)

約1名を除いては非常に良い演技だったと思いますw
特にボルケニオンはさすが歌舞伎役者というべきか、良かったです。
ただし、毎年これはもはや恒例というべきなのか女性のゲスト声優が酷すぎます。ダークライの時のあの人、シェイミの時のあの人に今回の王女役の人はなぜ棒読みになってしまうのか。
特に今回の王女役は酷かった、問題ない場面もあったんだけど重要な場面での台詞がかなり多かったためシラケるシーンが多かった。せっかくの良いシーンで突然棒読みが混ざってくるためぶち壊しでした。あまりに酷かったのでこの1点のみで10点減点させて貰いました、こういう慣れていない人を使うなら台詞を少なくしたり重要な場面で台詞を言わせるべきではないかと。今回自分が感動するまでに至らなかったのはこのせいかもしれません。
唯一まともだったのが「サーナイトマジカルシャイン!」だけでしたね、台詞これだけなら良かったのにw

総合評価:73点

以上、ここ数年のポケモン映画は比較的安定しており観に行って損はないレベルです。
来年は20周年記念ということでダークライの悪夢が蘇るが果たして!?
今回はまさかの3DS本体を忘れるという大失態でしたがフツーのゲッコウガが貰えるだけなのでまあ良かったかな。
今回一番重要なのは間違いなく入場者プレゼントのガオーレについているQRコードで貰えるぎんのおうかんなのでサンムーンの発売まで大切に保管しておきますw